なぜ会社がつぶれるか | 建築屋の夢

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1回きりの人生で夢をかなえるまでの道のり

昨年、大前研一さんが
「企業は挫折するのか?」という
テーマで行った講演をまとめた
レポートがあったので備忘録として
コピペしました。

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「なぜベンチャー企業は挫折するのか? 
「それは経営の勉強をしないからだ」

1 「経営の勉強をしないで事業が
  うまくいくと『俺は経営者だ』と
  思ってしまこと」だ

  
経営を学ばないまま製品やサービスが
ヒットしても「言ってみれば『目をつぶって
打ったところがホームランになっちゃった』
というものだ」
 
2 「人材育成をしない」ということだ

たとえば創業者3人が儲かって
他の社員の社員のベーションが低いと
いうベンチャーも少なくない。
経営組織も強固でなく、教育を受ける
機会もないと「創業者の同好会になってしまう。
同好会は仲違いで別れて終わるか、
一緒に倒れるかしかない」
経営は国も宗教も生まれ育ちも
キャリアパスも異なった人を集め
育成して、組織力、人材力で
勝負できるようにしないといけない

3 「ダイバーシティ(多様性)が足りない」こと

米国ベイエリアのスタートアップであれば
創業2、3年でIBMやHewlett-Packard
などの退職者を社内に迎えるなどして
年齢や経験の面で多様性を持つことが
少なくない。加えて分野や国籍人種と
いった面での多様性を持つことが必要だという。
「インドに行こうと思えばインド人がいるということ。
グローバル化のフェーズで非常に加速を生む」

4 「人格を磨かないこと」
  
社会性が足りない、とならないよう「人の道」を
学ぶべきだとした。「若いのに経団連や(経済)同友会に
入ってはいけない。あれは墓場に行く10年前でいい。
群れることを考えずに人格を磨いてほしい」

5 「成功したと思ってエスタブリッシュメント
  (支配階級)と付き合うこと


4つめの理由である、「群れる」ということとも近いが、
「そんなことは孫の代でやればいい」

6 「イグジットかライフワークかを2~3年ごとに考えていないこと」
  
イグジットをするのであれば、企業を拡大するために
誰かにゆだねることも含めて考える必要がある。
一方でライフワークであれば株価や上場を意識する
必要はない。こういった判断を数年単位で見直すべき。
 
7 「会社は生まれ変わらないといけない」ということ
 
「DeNAの南場さんも、『最初はオークションをやる』
と言っていた。PCのオークションからモバイルの
オークションに行き、Mobageが始まった。
10年で3回(事業が)変わるフレキシビリティは重要。
初志貫徹も重要だが、世代、時代、年代で事業は変わる」
 
さらに大前氏はAppleのSteve Jobs氏を引き合いに出し、
「ルーターからPCやNewtonまで作った。最後に(iPhoneで)
当たるまで企業のディフィニション(定義)を変え続けた。
「初志貫徹」ということと「物事が変わっている」ということの
両軸で事業を考えるべきだとした。


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ときおり読み返していきたいと思います。