たけしさんのコラム | 建築屋の夢

建築屋の夢

1回きりの人生で夢をかなえるまでの道のり

週刊誌に書かれてあるビートたけしさんの
コラムをみていてハットすることが書かれて
ました。


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実は技術的にうまいか下手かというのは
人気商売ではあまり問題じゃなくてさ。
要は、衝撃的で、新鮮で、もう1回見たいと
思えるかどうかってポイントに尽きるんだよ。
「うまい漫才」を見たいってんなら、オイラ
より年上の大御所の漫才師たちが視聴率
20%以上バンバン取れなきゃおかしいわけ
だけど、そうはいかないだろ。

「成熟はブームの終わり」で、すべての
エンターテインメントってのは、技術が上が
れば上がるほど食えなくなるという矛盾と
戦っていくしかないんだよな。

それが“ブーム”ってヤツの怖いところでね。
技術的にはデタラメでも、芸の衝撃度とか
物珍しさがあればブームになって、視聴率も
上がるんだよ。だけど、芸人の実力が人気に
追いついてきて「いい芸してるね」「技術があるね」
なんて批評されはじめた頃には、もうブームは
終わりに向かってるってことなんだよな。
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建築なのでデタラメでは困りますが
過度な性能争いや装飾合戦が
業界的には「いい家」だと勘違いし
お客様に新鮮な「価値観」や「豊かさ」を
提供することよりも、「勘違い技術」に
躍起になって
「本当の楽しさ」を共有することを
忘れてはないか自問自答しました。

性能や装飾品の比較だけが評価の
対象になった時にブームも終焉するのかなと
かんじます。

技術・性能を求めると失うものもあり
楽しさや衝撃だけを求めてもまた失うものあります。

その矛盾を少しでも解決することに
設計も施工も出来る「工務店の役割」が
あるとかんじます。